考えない日記 #1

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#役立たずの効用

毒にも薬にもならない、役立たず
だれかに必要とされるわけでもなく、ただのうのうと生きている
突然死んだとて、大きな影響があるわけでもない

昔、接客業のバイトや塾講師をしていたときは、目の前に「患者」がいた
だから、能動的に行動していたし、感謝をダイレクトに受け取れた
「あぁ、自分は今役に立ってるんだ」そんな実感も

しかし、今はしがない営業事務
誰の役に立っているのかもわからないし、大義も価値も感じない
単純につまらないし、別に俺がやらなくてもいいじゃん、という気持ちになる

同じことの繰り返し
経年劣化で色あせていく背表紙のように、希望や感情が失われていく
子どもの頃にあった理想など、見る影もない

それでも、「どうにかなるんじゃないか」と期待してしまう自分がいる
あきれるくらい楽観的で、夢見がちな少年の頃の自分が

だれも期待しない、役立たずの自分
逆に言えば、だれも見ていないからこそ、自分の思うようにできる

どんなに無価値であっても、行動するだけでいい
そんな自分を昨日の自分が見たら「こんな無能でも行動してるのか」と勇気が湧くだろうから
それが、役立たずにしか出せない、役立たずの効用なのかもしれない

#やりたいのにやらない

絵を練習したい
ギター弾きたい
ボイトレしたい
小説書きたい
本読みたい

時間はある、なのにやらない。やる気が起きない
ギターもペンも本もパソコンも、手の届く位置にあるのに
好きなことのはずなのに逃げてしまう

やらなければ後悔するとわかっていても
ヒマがあれば、ゲームにアニメにYoutube
気づけば夜の1時。仕事だからと仕方なく眠りにつく
こんな自分を、望んでいないはずなのに

「すぐにうまくなれないと面白くない」
「自分よりも上手い人がいる」
「一番になれないならやる意味がない」
「やるだけ時間の無駄」

心の声がする。
きっとこう言いたいのだろう

「手っ取り早く快感を感じたい」
「優越感に浸りたい」
「格下に見られたくない」
「自分にピッタリはまるものがあるはず」

書き出してみれば、なんてことはない
他人と比較し、人の評価を気にしているのだ

子どもの頃は、人の目を強く意識することはなかった
他人は眼中になく、自分の好きに夢中だったはずではないか

プロゲーマーの梅原大吾さんがこんなことを言っていた

「過去の純粋な自分が一番楽しめていたから、そのとき以上に楽しむことはできない
 だから、過去の自分にならって、それに近づいていくしかない」

子どもは視野が狭く、大人は広い
子どもは自己評価し、大人は他己評価する

やりたいのにやらない
それは、いろいろ余計なことを見聞きし、考えすぎているからかも

あらゆるものから自分を遮断して、やりたいことと一対一の関係をつくる
そうやって子どもの頃に自分を戻せれば、昨日よりも1歩前に進めるのではないだろうか

よし、ギターでも弾くか

#やめたいのにやめない

仕事をやめたい
ゲームをやめたい
衝動買いをやめたい
生きるのをやめたい(これはアウトか)

自分にマイナスだとわかっていても、なかなかやめられない
理由はどうであれ、自分が「依存」してるからだろう
やめるためには別に依存できるものを探すしかない

仕事なら、別の稼ぎ方(そうそう見つからんけど)
ゲームなら、他に熱中できること(ブログとかギターとか)
衝動買いなら、自分が満足する別の方法、など

とはいえ、そう簡単には依存から抜け出せない
お金、快楽、未練、見栄…
それらを失う「恐怖」こそが依存の正体であって
失っても「安全」であると納得しない限り、依存は続いてしまう

#自分に向いていること

依存から抜けるためには、いつもとはちがう行動をすればいい
とはいえ何をしていいかわからないから困ってしまう
こういうときはとりあえず、自分の好きなこと、得意なことを指針にすればいいらしい

  • 黙々と単純作業をこなす(反復大好き)
  • 細かい作業(絵、裁縫、工作など)
  • 効率化を図る、改善する(できた時の脳汁が最高)
  • 考えを言語化する(気持ちを文字で表現したい)
  • 新しいことを吸収する

こう考えてみると、塾講師が自分に向いてたんだなと改めて実感

逆に、向いてないことはこんな感じ

  • マニュアルなどの資料作成
  • 人から言われて作業する
  • 頭の悪い人を相手にする
  • 面識のない顧客と話す
  • 感覚で物事をやる人間を相手にする

両方を総合したうえで、自分が望むことを書いてみる

  • 自分のペースで作業する
  • 変化の少ない環境で同じような作業をする
  • 自他ともに理解のある人を相手にする

ようするに、「ある程度自分の思い通りにならないと気が済まない」ってことらしい、クズ野郎やん
昔、「亭主関白」と同期に言われたことを思い出したわ
そりゃ転職に気が進まないわけだ
こんなの実現できるとこ、ブログか職人の世界しかないやん……

現状を変えるために、自分の性質を変えるか、自分の性質にしたがって道を究めるか
考えるまでもなく後者しかできそうにない

んー、ブログがんばるしかないか。希望なんてなんもないけど

とりあえず、楽しめればそれでいいか

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この記事を書いた人

神奈川在住。元塾講師・ライター。独身男性向けに思ったこと書いてます。

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