#役立たずの効用
毒にも薬にもならない、役立たず
だれかに必要とされるわけでもなく、ただのうのうと生きている
突然死んだとて、大きな影響があるわけでもない
昔、接客業のバイトや塾講師をしていたときは、目の前に「患者」がいた
だから、能動的に行動していたし、感謝をダイレクトに受け取れた
「あぁ、自分は今役に立ってるんだ」そんな実感も
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しかし、今はしがない営業事務
誰の役に立っているのかもわからないし、大義も価値も感じない
単純につまらないし、別に俺がやらなくてもいいじゃん、という気持ちになる
同じことの繰り返し
経年劣化で色あせていく背表紙のように、希望や感情が失われていく
子どもの頃にあった理想など、見る影もない
それでも、「どうにかなるんじゃないか」と期待してしまう自分がいる
あきれるくらい楽観的で、夢見がちな少年の頃の自分が
だれも期待しない、役立たずの自分
逆に言えば、だれも見ていないからこそ、自分の思うようにできる
どんなに無価値であっても、行動するだけでいい
そんな自分を昨日の自分が見たら「こんな無能でも行動してるのか」と勇気が湧くだろうから
それが、役立たずにしか出せない、役立たずの効用なのかもしれない
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#やりたいのにやらない
絵を練習したい
ギター弾きたい
ボイトレしたい
小説書きたい
本読みたい
時間はある、なのにやらない。やる気が起きない
ギターもペンも本もパソコンも、手の届く位置にあるのに
好きなことのはずなのに逃げてしまう
やらなければ後悔するとわかっていても
ヒマがあれば、ゲームにアニメにYoutube
気づけば夜の1時。仕事だからと仕方なく眠りにつく
こんな自分を、望んでいないはずなのに
![](https://sakusenc.com/wp-content/uploads/2023/02/tingey-injury-law-firm-9SKhDFnw4c4-unsplash-e1675255235464.jpg)
「すぐにうまくなれないと面白くない」
「自分よりも上手い人がいる」
「一番になれないならやる意味がない」
「やるだけ時間の無駄」
心の声がする。
きっとこう言いたいのだろう
「手っ取り早く快感を感じたい」
「優越感に浸りたい」
「格下に見られたくない」
「自分にピッタリはまるものがあるはず」
書き出してみれば、なんてことはない
他人と比較し、人の評価を気にしているのだ
子どもの頃は、人の目を強く意識することはなかった
他人は眼中になく、自分の好きに夢中だったはずではないか
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プロゲーマーの梅原大吾さんがこんなことを言っていた
「過去の純粋な自分が一番楽しめていたから、そのとき以上に楽しむことはできない
だから、過去の自分にならって、それに近づいていくしかない」
子どもは視野が狭く、大人は広い
子どもは自己評価し、大人は他己評価する
やりたいのにやらない
それは、いろいろ余計なことを見聞きし、考えすぎているからかも
あらゆるものから自分を遮断して、やりたいことと一対一の関係をつくる
そうやって子どもの頃に自分を戻せれば、昨日よりも1歩前に進めるのではないだろうか
よし、ギターでも弾くか
#やめたいのにやめない
仕事をやめたい
ゲームをやめたい
衝動買いをやめたい
生きるのをやめたい(これはアウトか)
自分にマイナスだとわかっていても、なかなかやめられない
理由はどうであれ、自分が「依存」してるからだろう
やめるためには別に依存できるものを探すしかない
仕事なら、別の稼ぎ方(そうそう見つからんけど)
ゲームなら、他に熱中できること(ブログとかギターとか)
衝動買いなら、自分が満足する別の方法、など
とはいえ、そう簡単には依存から抜け出せない
お金、快楽、未練、見栄…
それらを失う「恐怖」こそが依存の正体であって
失っても「安全」であると納得しない限り、依存は続いてしまう
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#自分に向いていること
依存から抜けるためには、いつもとはちがう行動をすればいい
とはいえ何をしていいかわからないから困ってしまう
こういうときはとりあえず、自分の好きなこと、得意なことを指針にすればいいらしい
- 黙々と単純作業をこなす(反復大好き)
- 細かい作業(絵、裁縫、工作など)
- 効率化を図る、改善する(できた時の脳汁が最高)
- 考えを言語化する(気持ちを文字で表現したい)
- 新しいことを吸収する
こう考えてみると、塾講師が自分に向いてたんだなと改めて実感
逆に、向いてないことはこんな感じ
- マニュアルなどの資料作成
- 人から言われて作業する
- 頭の悪い人を相手にする
- 面識のない顧客と話す
- 感覚で物事をやる人間を相手にする
両方を総合したうえで、自分が望むことを書いてみる
- 自分のペースで作業する
- 変化の少ない環境で同じような作業をする
- 自他ともに理解のある人を相手にする
ようするに、「ある程度自分の思い通りにならないと気が済まない」ってことらしい、クズ野郎やん
昔、「亭主関白」と同期に言われたことを思い出したわ
そりゃ転職に気が進まないわけだ
こんなの実現できるとこ、ブログか職人の世界しかないやん……
現状を変えるために、自分の性質を変えるか、自分の性質にしたがって道を究めるか
考えるまでもなく後者しかできそうにない
んー、ブログがんばるしかないか。希望なんてなんもないけど
とりあえず、楽しめればそれでいいか
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