前記事「【ゲーム依存症克服】スプラトゥーン2をやめる方法」で、スプラへの依存から脱却したように思った矢先。
失敗や気が滅入ることが重なり、
気がつけばリバウンドのごとく、今度はウマ娘にどっぷりハマってしまっていた。
こうしてブログに戻ってくるまでにかかった期間は約1年。
ハァ……(クソデカため息)
こんな後悔を他の人に味わってほしくない。
というわけで、ゲーム依存の再発から抜け出す方法と、ゲーム以外の時間の過ごし方。
30代独身男子が、無駄に熱く語らせていただきます。
ゲーム依存の再発から抜け出す方法
結論から言えば、「心を満たして、外に目を向ける」ことが肝心。
具体的な方法はこんな感じだ。
① 自分を肯定してくれるものに触れる
ゲームだけが俺を満たしてくれる
ゲームを”やめたい”のに”やめられない”。
そう思っているなら、ゲームが”自己肯定”の役割を担っている。
考えてみてほしい。
現実はクソだ。でもゲームなら成功が味わえる。自分は有能なんだと実感できる。
だから、時間を忘れてゲームに没頭してしまう。飢えた心を満たすために。
だれも手を差し伸べてくれない
年を経るにつれて、世の中の非情さと不合理に嫌気が差し、心が病んでくる。
期待すれば裏切られるし、夢を語ればカモられる。気づけば失敗の山、山、山。
傷だらけの自分に、だれも声をかけてくれないし、助けるなんてもってのほか。
みんな自分を守ることに必死で、他人にかまっている余裕なんてないのだ。
弱音が上手に吐けたなら
弱音が上手に吐けるなら、ゲームなんかに頼らない。
孤独で不器用だから、溜め込んで、バーチャルの世界で駆け込んでしまう。
そうしていくうちに、淀んだ目でゲームをするのが日常と成る。
生きてるのが辛い。
支えがないのに、自分を肯定してくれるゲームをどうしてやめられようか。
肯定してくれるものに”触れる”
そうは言っても、いつまでもゲームに頼っているわけにはいかない。
心では分かっている。
なら、どうすればいいのか。
それは、ゲーム以外で自分を肯定してくれる何かに触れるしかない。
友人、同僚、親、兄弟、映画、小説、マンガ、手紙、卒業アルバム……。
誰かの言葉に力をもらって、「自分は案外、捨てたもんじゃない」と顔を上げる。
そんなとき、ゲームのことなんかすっかり忘れていることに気付く。
自分を肯定してくれる存在と過ごす時間は、前を向くための第一歩。
それができて初めて、次のステップに行けるのではないだろうか。
② 休日に無理やり予定を入れる
散歩する。本屋に行く。映画を見る。髪を切る。美術館に行く。ちょっと遠出して季節やご飯を楽しむ。
とにかく、外に出る。それが時間の無駄だとしても。
ゲームをしないためでもあるけど、どちらかといえば、変わらない日常に変化をつけるためである。
お出かけは”種まき”
1回ではなにも変わらないかもしれない。
けれども、それが日常にほんの1度の角度でも変化を加えることができれば……
1ヶ月後、1年後に、今は想像していないようなことが起きているかもしれない。
未来の自分に向けての種まきだと思って、適当にぶらついてほしい。
③ 出会いを用意してくれるマッチングサービスを利用する
自分を変えるきっかけは「人」
自分で言うのもナンだけど、こいつはあくまで依存から抜け出すきっかけの一つ。
そもそも、出会い系やらマッチングサービスやらは、昔からあまり好きではない。
だから、勧めるつもりは毛頭ない。
とはいえ、人を変えるきっかけは人。そして出会いは向こうからはやってこない。
物は試し。しぶしぶトライしてみることにした。
本好き同士が出会う「Chapters書店」
自分の場合は本が好きだったので、本好き同士が利用するという「Chapters書店」を始めてみた。
PairsやMatchなどと異なるのは、運営が毎月1回、「アペロ」というビデオチャットの機会を提供してくれるところ。
男2人対女1人は微妙だけど、出会いが無いよりはいい。
女性が当日来ない場合もあり、男同士で談話するという、不毛な時間もあるけど……
それはそれで盛り上がるから、割と面白い。
1対1の「リクエストアペロ」というのもあるから、積極的に出会いたい人はそれを使うのもよし。
年齢や年収に関わらず出会いを用意してくれるのは、30代独身派遣社員の自分にとってはありがたい。
なにより、本を読むことを習慣できるのは◎。
ゲーム以外の時間の過ごし方
こんな感じで、ゲーム依存から抜け出したとする。でも、これは”仮出所”のようなもの。
いつまたどこで魔が差すかわからない。
気を抜けば、キタサンブラックの育成ガチャで数時間が霧散するという、まさに一触即発の状況だ。
そんな状況下で、どのように時間を使えばよいのか。
予想がつくかもしれないけど、答えは”自己投資”だ。
①自分をもっと理解する
33歳 派遣社員という、直視したくない現実。
しかも、35歳からは未経験分野への転職が絶望的なるという。
一体、自分は本当に何がしたいのか。
後悔しない選択をするためには、何をすればいいのだろうか。
こう考えているときに、この1冊を手にとった。
やりたいことをみつける
前からこの本は知ってたけど、この手の本のウサン臭さがイヤで、手に取ることはなかった。
でも、35歳はもう目前。
この分岐点で納得のいく選択をしなければ、一生後悔する。
背に腹は代えられない。だから読んだ。
そのあとは1週間以上、自分を理解するためにいろいろ考えた。
結果から言えば、まだやりたいことは完全につかめていない。
それでも、前より自分の価値観や長所が明確になってきたし、「この方向に自分が行きたがっている」という予感がつかめた。
「自分で自分にOKを出せよ」
どうせ一度の人生。
その人生の所有権は全部自分にある。
だから、他人が望む、他人に従う人生を歩むのはやめよう。
人から何を言われようと、勝手にやらせてもらおうではないか。
「自分で自分にOKを出せよ」
昔営業で伸び悩んでいたとき、上司からかけてもらった言葉の意味が、やっと今、分かった気がする。
② 自分のやりたいことを楽しみ、育てる
なぜ諦めたくなるのか?
例えば、マンガを描きたいと思ったとする。
しかし、始めは、何から手をつけていいのかもわからない。
うまく描けず、投げ出したくなるのはしょっちゅうだし、
周りを見渡せば、自分より若くて才能があって、結果を出している人は山ほどいる。
他人を見て、
「自分には才能がないな」
「やっても無駄だな」
「これって意味あるのかよ」
と諦めたくなるのなんてしょっちゅうだ。
他人は一度、横に置く
でも、結局のところ結果は他人任せの運でしかない。
どんなにすごい作品を他人が作ろうと、自分のやりたいこと、成し遂げたいこととは関係ない。
それなら、残りの人生の時間を、好きなように賭けたっていいじゃないか。
下手くそで何か問題でも?
下手くそでいい。自分の気持ちに正直になって、やりたいことを楽しむ。
それだけで、その日1日が幸せになる。
そして、その日々の積み重ねが、振り返ったとき「いい時間だった」と思い返せる。
きっとそうだ。そうに違いない。
③ 目標をひとつひとつ達成する
最大の失敗は、無理をすること
あとできることとすれば、やることを書き出し、ひとつひとつ達成していくこと。
やりたいことを、絶対にできるレベルまでハードルを下げ、1つだけ書き出す。
そして、その一点に集中して、まずはやりきる。
継続できて、余裕が出てきたら、負担に思わない程度まで、ハードルを少し上げる。
最大の失敗は、自分のペースを見極めずに、無理をすること。
マラソンと同じ。
焦って負荷をかけすぎると途中で棄権する羽目になるし、しんどくなるだけ。
大事なのは「満足感」と「希望」
結果がすべてと言われているが、それはビジネスの世界のこと。
やりたいことに関して言えば、それは間違いだ。
「今日も一歩、前進できた」
「自分はまだまだやれる」
「明日はもう一歩、前に進むんだ」
そんな満足感と期待こそ、やりたいことの全てなんじゃないか。
他人と自分自身から守り抜く
あと、繰り返すけど、くれぐれもやりたいことと他者をゴッチャにしないこと。
他人が入り込んだ途端、やりたいことは「自分のもの」ではなく、「人より劣ったなにか」になる。
全ての不幸は他人との比較から始まる、という。
だから、やりたいことが見つかったのなら、その卵を守ってほしい。
他人から。そして、自分自身からも。